腰の痛み

ぎっくり腰

動いたとたんに突然ひどい腰痛に襲われる=「魔女の一撃」

ぎっくり腰は急性の腰痛の総称で、ある病気を指しているわけではありません。突然ひどい腰痛に襲われることから、欧米では「魔女の一撃」と呼ばれています。どちらかといえば、20~40代と比較的若い人に起こりやすい傾向があります。

●症状

  • 急に腰が痛くなり、体を動かすのが辛くなります。
  • 腰の両側の筋肉が痛みます。

●原因

  • 肉離れ:腰の筋肉に軽い肉離れ<筋線維が部分的に断裂すること>が原因で痛みます。
  • 関節のねんざ:体を動かした拍子に椎間関節(ついかんかんせつ)など小さな関節のねんざや靱帯(じんたい)損傷によって起こります。
  • 椎間板(ついかんばん)の傷害:腰をひねったときなどに腰椎(ようつい)の間にある椎間板にひびが入って痛みが出ることがあります。

●応急処置と治療

  • 楽な姿勢をとります。
  • コルセットや腹巻きなどで腰を支えます。
  • 患部が熱を持っているようならば、冷たく絞ったタオルなどで冷やします。
  • 痛みが続くようならば、整形外科で診察を受けます。
  • 消炎鎮痛薬などが処方されます。

監修の先生